【書評】カイジ「命より重い」お金の話は国民全員が読むべき本

漫画または映画でカイジを見たことはありますか?僕は英語を見たことがあります。あれめちゃくちゃ面白いですよね!

 

藤原竜也、香川照之、天海祐希と豪華なメンバーが出ていて、原作に負けず劣らずのクオリティだと思います。

 

でも僕がカイジを面白いと思う本当の理由そこではない。お金の勉強ができるから面白いんです。作中で語られる登場人物の一つ一つが非常に示唆に富んでる。

 

「確かにそうだよね」と納得させられる本質的な言葉が次々と出てきます。

 

今回書評を書く「カイジ「命より重い!お金の話」は、原作のカイジで語られる言葉の中から、僕らが学ぶべきお金の話がうまくまとめられている本です。

 

 

 

カイジ「命より重い!」お金の話から学べること

具体的にこの本では、お金を稼ぐ、貯める、使う、守る、これら4つの方法について書かれています。

 

カイジという題材を扱っているだけあって、ネガティブな話題が中心です。まず各章の見出しから衝撃。

  • 序章 ようこそ、クズのみなさま
  • 第1章 給料が少ない?現実を見ろ
  • 第2章 金は、自分で守らねばならないのだ
  • 第3章 知らないやつは、勝負の前に負けている
  • 第4章 圧倒的勝利を呼ぶ、マネー思考を身につけろ
  • 終章 お金に振り回されないために、本当に必要な力

 

僕、これを見た瞬間に買おうと思いました。こんな面白いタイトルつけられるだけで、中身を見ずして面白いことがわかりますからね。

 

それでは、各章で印象に残った文章をピックアップしながら、感想を書いていきます。

 

 

 

お金で”幸せ”は買えない、でもお金で”自由”は手に入る

カイジが地下強制労働施設に送られたのはなぜか?お金がなかったからです。カイジがいつも生死を賭けた勝負をしなければならないのはなぜか?お金がなかったからです。

お金があれば、カイジはいつでも自由の身になれたはずなのです。

 

まさにその通りと言わざるを得ない。よく言われることですが、お金で愛を手に入れたり、孤独感を埋めることはできません。お金が介在する関係は、お金がなくなれば壊れるからです。

 

でもお金で”自由”は手に入れることができます。カイジがもしお金を持っていたら、あんなとこで働く必要はありませんでしたよね?そもそもお金があったら、あんな船に乗らされることもなかったわけです。

 

つまりお金があれば、それを使わなくても自由な時間は手に入るんですよ。

 

現実の世界では、地下強制労働施設に送られることはありませんが、会社で働く必要がなくなったとしたら、かなり自由だと思いませんか?

 

もし仕事で不幸になっているなら、その不幸を消すことができるわけです。お金で幸せを直接的に買うことはできませんが、お金を持っていることで幸せな状態になることが可能なんですね。

 

 

 

このままでは”一億総借金時代”が到来する

世の中では、簡単にお金が借りられるとか、魔法のようにお金が増えるということを謳う怪しげな商売が激増しているのです。

私たちが自分の身を守ることを学ばねば、この風潮に流され、日本人のほとんどが借金をする人ばかりの国になってしまうのではないか。私はそんな懸念を抱いています。

 

一昔前までは一億総中流社会なんて言われていました。ひどい貧困に苦しむ人もいなければ、超がつくほどのお金持ちも少ない時代がありました。

 

しかしそれはすっかり過去の話。どんどん格差社会は進行しています。国がどうこうできるレベルの話ではなく、資本主義の性質上そうならざるを得ないわけです。

 

それと同時に、現代社会ではあらゆるところに人々からお金を搾り取るためのトラップが設置されています。リボ払い、消費者金融、マルチビジネス、情報商材など。

 

リボ払いをなぜカード会社が勧めてくるのかわかりますか?僕らからお金を搾り取ることで儲かるからです。なぜテレビで消費者金融のCMをやってるかわかりますか?僕らに借金を手軽にさせるためです。

 

はっきりいって、借金にいいも悪いもありません。全て悪です。自分の資産以上のお金は使っちゃいけないんですよ。

 

”うまい話”にも気をつけましょう。僕はインターネット業界で仕事をしているのでわかりますが、クリックひとつで月に100万円稼ぐ仕事などはありません。

 

よく情報商材屋さんが”楽に稼げる”ようなことを言ってますが、それは嘘です。彼らが儲けているのは、情報商材を買う人からお金が入るからです。他に何かビジネスをしているわけではありません。ネズミ講みたいなものです。

 

僕は月に数百万円を稼いでる方を何名も知っていますが、相当仕事してますよ。止まったら終わりと皆言っています。

 

借金をしないと同時に、うまい話にも騙されないようにしましょう。

≫Amazon ≫Kindle

 

 

 

日本人の給料は下がり続けている

日本のサラリーマンの平均給料は、15年ほど前(1997年)では467万円でしたが、2011年では409万円まで下がっています。実に年収で58万円、月収に換算して約5万円もダウンしているのです。

 

409万円という数字は2011年のデータを使用したものです。3年後の2014年はというと、サラリーマンは平均年収は415万円になりました。

 

「な〜んだ、給料は上がっているのか。よかった」と思いますよね?

 

でも数十年スパンで見れば平均年収は確実に右肩さがりになってます。ここ20年で大幅に下落しています。

 

しかも平均年収ってあまり当てにならないんですよ。給料の低い層が増えても、高収入層の年収が増えれば、相殺されちゃいますからね。

 

おそらく多くの人が体感していることだと思いますが、日本人の給料は確実に下がり続けています。

 

理由はいくつもありますが、ただ一つ言えることは「時代の過渡期には給料が減る」ということです。これもこの本で書かれている言葉です。

 

なぜ時代が変わる時に給料も減るのか?それは人間の行う仕事が減るからです。産業革命の時にも、手作業でやってた仕事がかなり消えたと言われています。同じ現象が今起きています。人間が行なっていた仕事はロボットが代替してくれるようになってます。

 

昔のように、年功序列で給料が上がるのを想定して人生設計をすると将来大変なことになりますよ。

 

 

 

豪遊!浪費!人はなぜお金を使い過ぎてしまうのか?

「カイジ「命より重い!お金の話」では人が浪費をしてしまう理由として、二つ理由が挙げられています。「顕示欲」と「ご褒美思考」です。

 

顕示欲

所得格差が拡大すると、自分の身のまわりに自分よりお金持ちで、”いい暮らし”をしている人が出てきます。そして、その人たちを羨ましく思い、自分もそういうものを持ち、そういう生活がしたいと考え始めるのです。

 

最近のインスタグラマーがまさに、”いい暮らし”をしているように見える人たちですね。写真を見ているとついつい「自分もああいう生活をしてみたいな」と思いますよね。

 

そしてそれに近づくために、無理して高いものを買ったり、旅行に出かけたりしてしまうんですよね。でもそんなの追いかけても終わりはありません。

 

実はその”いい暮らし”をしている人たちですら、貯金ギリギリでやりくりしながら、華のある生活をインスタグラムで見せてるんです。

 

顕示欲なんて満たしても、何にも残りませんよ。お金が減るだけです。自分に必要なものを見極めて、買い物をしましょう。

 

 

ご褒美思考

そして、人がお金を使いすぎてしまうもう一つの理由が「ご褒美思考」です。

働いてストレスを溜め、そのストレスを発散するために働いて稼いだお金を使う。そしてお金がなくなるので、またストレスを溜めながら仕事をしなければいけない。何か変だと思いませんか?

 

辛い仕事が終わった後や、急にたくさんのお金が入った時には、ついつい「たまには自分へのご褒美をあげよう」と思いますよね。

 

日々のストレスを解消するために、美味しいご飯を食べたり、かわいい洋服を買ったり。たまにはいいやと思いますよね?

 

でもこれがかなり危険な思考。人間は自分に甘い生き物です。一度ご褒美をあげれば、何度も何度も自分にご褒美をあげようとします。

 

お金が余ればすぐにご褒美をあげるようになります。そうなるともうダメ。一生お金はたまりません。

 

そもそもご褒美をあげたくなるほどストレスのかかる生き方・働き方をしているのが問題。そこを解決すれば、ご褒美なんてあげようとは思いません。

≫Amazon ≫Kindle

絶対に知っておくべき貧乏人の7つの特徴【格差社会を生き抜く】

 

 

最後に:搾取されない人生を歩むために

僕らはとても便利な時代に生きています。欲しいと思ったものは、すぐに手に入ります。ネットで注文した商品だって翌日には届きますからね。本当に便利です。

 

その分、注意してないとどんどんお金は消えて生きます。

 

消えるくらいならいいですが、借金をするようになったら非常にヤバイです。カイジのように地下強制労働施設に送られるようなことはないかもしれませんが、終わりのない借金地獄に陥ることになります。

 

日本は異常に借金がしやすすぎます。テレビCMはバンバン流れているし、街中に消費者金融の看板があります。誰でも借金地獄に落ちる可能性があるわけです。

 

ぜひこの「カイジ「命より重い!お金の話」を読んで、お金に対する考え方を学びましょう。

≫Amazon ≫Kindle

 

本当は教えたくないお金の勉強ができる本【9選】

パグです。格差社会を生き抜くための武器(知恵)を提供します。

Sliding Sidebar